友人からかりんとう饅頭をもらった。
かりんとう、昨今ブームみたいで、形を変えてあちこちのお土産になっている。
かりんとうは油で揚げる、甘くて硬い日本の駄菓子の代表だ。
甘みと油という最強のコンビネーション、まずい訳がない。
ただ、硬いこと、むちゃくちゃ甘いことで、駄菓子としては人気が低かった。
それが、最近ファッショナブルに変身した。
まず、ダイエットした。
細身で食べやすくなり、味もいろいろなものが出始めた。
ゴマ、ごぼう、唐辛子など「駄菓子」というジャンルから「スイーツ」に昇格している。
もちろん、パッケージも「ドレスアップ」されている。
こうなると、もう「大人のおしゃれな嗜好品」であり、駄菓子ではない。
硬さも、柔らかくなった。
揚げると硬くなるのは当然だから、中に餡子を入れる。
そうなると、饅頭が「かりんとう」になる。
そうやって「かりんとう」という駄菓子がどんどん進化している。
そうなると、素材にもこだわる商品も登場する。
もらったかりんとう饅頭、餡子に、和三盆が混じっていた。
皮には黒糖を使っている。
甘みも2つ混ぜるとずいぶん上品な味になるものだ。
これ、ババロアをスポンジで包むケーキと同じ発想なのか?
まあ、どんな食べ物でも、外側と中側の食感も味も違うってずいぶん贅沢だ。
そんな食べ物は、作る人がいて、手間が掛かっている。
しかし、食いしん坊みたいに、5秒で消費するのはやっぱり職人さんに失礼だよねえ・・・。
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