このデーツ、半生だった。これがほとんど「干し柿」みたいなやわらかさだ。
トルコやアメリカでデーツを食べたことが何度もあるけど、これほどやわらかいデーツは初めて食べた。
彼らに聞くと、彼らの家ではこれが「普通」らしい。
興味があってウェキペディアで調べてみると、まあ「こんなに種類があったの?」と思えるほどいろいろな名称や使い方が紹介されいる。
市場に出回っているのは「ソフト、セミドライ、ドライ」と分類されているが、私が今回食べたのは「セミドライ」のようだ。
イランは世界生産量の1割以上作っている国だから、当然食用として販売する種類も多いだろうし、使い方もいろいろあるのだろう。
他の国の料理を、その国の人と食べるのは、その国の歴史や文化、地理や風土、すべてに対して興味を触発される。
食材ひとつひとつに歴史があり、そこに文化がある。
イランだけではなく、日本という小さな国の地域にもそれぞれ独特の料理や食材がある。
その土地の人と出会って、その土地の人の食べ物を食べながら、彼らと時間を過ごすことは、食べ物の味を知ること以上の「何か」を得る。
ネットの時代、何でも手に入る。
食材も作り方も家の中で完結できる。
でも、部屋で一人で食べるその味は、本当に「土地(国)の味」なのだろうか。
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