2014年4月29日火曜日

ここまで来ると偽装も末期だわぁ

「人気店のパンと偽り販売、百貨店イベントで」という記事を読んで驚愕した。

知っているパン屋じゃあないか。
もちろん「被害者」としてだけど、これって「加害者」は罪にならないんだろうか。

簡単な話だ。

百貨店が「はこだてパンマルシェ」を企画するも、招待した会社が2社断った。

大体、地元のパン屋、そんな遠いところで販売しなくても、十分売れている。
そもそも、地域の人に売れれば商売として成り立つし、そんなイベント、手間でしかない。

でも、企画した人はそうは考えなかった。

たぶん、消費者にバレないとでも思ったのだろうか。
彼らの名前を使って「偽装パン」を売ったらしい。

百貨店が気がついた時は、すでに100個以上、売られた後。

営業曰く、「チラシが出ていたので、駄目だった、とは言い出せなかった」らしい。

しかも、これ、百貨店は企画を下請けに丸投げしている。
つまり、百貨店は「偽装パン」の販売は「発覚」したとのことで、知らなかったと主張している訳。

本当かどうかは、知らないけど。

お詫びのメッセージにはお決まりのように「再発防止のための体制強化に取り組みます」とのこと。

だって、下請けに企画、丸投げして判子しか押さないんだから、どんな体制とっても同じでしょうに。

この下請け会社のお詫びの文がすごい。

実際は「異なる店舗の商品を販売してしまいました」だって。

「しまいました」って、確信犯なのに、これはないでしょう。

「異なる店舗の「商品として」「販売しました」」が正しい日本語。
誰も指摘なんてしないけど。

こんな大騒ぎしても「正社員」なら首にされないし、お詫びの文を書いて、お金を返せば、責任取らなくてもいいのが日本。

「たった、100人程度じゃない」という企業のエゴが透けて見える。
これ、被害者は「購入者」じゃあない。

パン屋だ。

食いしん坊がパン屋なら、怒り心頭だ。

たぶん、パン屋が訴えなければ、裁判にもならないだろうけど、こんな馬鹿げた話、付き合う方が阿保だ。

だって、彼らにはそもそも卸していないんだから。

でも、これで、今後は地元以外では食べられないだろう。

それでいいと思う。
美味しいものは、たくさん作るなんて無理な話なんだから。

客寄せパンダじゃああるまいし、ブランド名を利用して企画成功させようなんていやらしい。

「人のふんどしで相撲とる」という諺がある。
この企画、ふんどし無しで、相撲とったことになる。

土俵に上がる段階で、勝負なんて無理なのは判りそうなものなのに。

そもそも、こんな美味しいイベントを企画するなら、自分で店を発掘すればいい。

まだまだ、地元には小さいけど、真面目な製造者はたくさんいるんだから。







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