最近、管理人の事務を手伝っている。
食いしん坊の専門は、業務改善なので、データを扱うのは自転車に乗るより簡単だ。
最近、監査に絞られた管理人、私が要求したデータ、出すのは1週間かるというから、大喧嘩になった。
そんな馬鹿なはずは無い。
私は、2時間位であるフォームを作った。
彼を呼んで、口答でデータを確認しながら入れてゆくと、監査が3人がかりで3日間かかって、もはっきりしなかった数字が出た。
完璧じゃあないけど、大体オッケーだ。
彼が驚愕している。「いつ、これ作ったんですか?」
「今、2時間位でだよ。」と答えた。
絶句している。
人を費やし、金を費やし「仕事をした気になる」ことが得意な日本人だ。
その点、彼も変わらない。
結果を求めず、大変さを演出すると「俺は大変な仕事をしている」気分になる。
でも、こんな風に2時間でできてしまうと、彼らの面子が潰れる。
んで、普通、会社にいる人は怒る。
そうやって、何人怒らせてきたことか。
でも、必要なのは結果でしょうに。
で、彼は、普通じゃあないので「感動」している。
彼が欲しがっていた数字は、後1時間もやればできるけど、もう夕食の時間だ。
奥さんが、奥さんが作ったスープと酢の物を持ってきた。
だからまた、みんなで食べることにした。
ランチに作った混ぜご飯も余っている。
私は作り置きしておいた野菜のトマト煮込みを持ってきた。
冷蔵庫に入っていた新たまねぎで、ツナのサラダも作った。
管理人曰く「すげぇ、ご馳走だっ」。
余り物でもみんなで食べれば、美味い。
ぶつかること、食べること。
人生、こうやって信頼関係を積み重ねて行くのかもしれないね。
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