2014年4月21日月曜日

賞味期限が切れても食べる必要がある時

南極料理人氏の講演会、とても面白かった。

彼は「賞味期限」を「贅沢期限」と呼んでいるけど、それには理由がある。
だって、南極に持っていく食材や調味料、1年間はそれしかない。
途中の補給はない。

で、彼は「食べても別に大丈夫だった」ということを力説していた。

彼は「マヨネーズの賞味期限」を切れて食べても大丈夫かということ、キューピーに問い合わせたらしいが「保障しない」という回答だったそうな。

そりゃあ、企業に「食べられる」とは答えさせるのは酷な話だろう。

でも、日常生活でマヨネーズほど高カロリーの食品は必要なのか?

そもそも、マイナス50度以下で活動するときの消費エネルギーとコンピューターの前で座って仕事する人とのそれは全く違う。

確かにあれはエネルギー効率がいい調味料だ。
でも、油と甘味は中毒性がある。
大量に消費し続ければ、味の濃さに中毒になるのは当然だ。

だから、大量に消費しないようにするには「買わない」選択も必要だろう。

だから、食いしん坊はマヨネーズを作るようになった。

そうすると、使用する機会は激減した。

作るから賞味期限なんてない。
頼るのは自分の鼻だ。
でも、必要な量しか作らないから、余っても3日目には無くなっている。

日常生活が、高カロリーになればなるほど、10年後の健康が損なわれる。
工業製品はどうしても高カロリーになる。

何故なら、美味しくしないと売れないから。

賞味期限を無視することも必要だと思うけど、それ以上に、そういう表示が必要な食品を「買わない」選択をした方がいい。

それは、10年後も美味しいものを自由に食べることができる「自分のための選択」だ。

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