2014年4月26日土曜日

大は小を兼ねない

冷凍ストック食品として、餃子を作っている時のこと。

冷凍庫のスペースは確保している。
大きなステンレスのトレイひとつ分は軽く入るスペースだ。

この大きなトレイに餃子を並べてゆくと一気に冷凍できる。

ある程度数を作ったから、もっとスペースが必要になった。

それで、最初に作ったものを動かそうとしたら・・・動かない。

トレイから離れない。
餃子の餡の水分が出て、くっついた。

「うわっ、やばっ」と思って慎重に剥がす。
なんとか、穴も開かずに持ち上げることができた。

あわてて、小さなステンレスのトレイに小麦粉を振ってから置き直した。
今度は、少しだけで一杯になるから、出来た傍から冷凍した。

大は小を兼ねない。

心から、そう思った。

まな板もそうだ。

たくさん野菜を刻まなきゃならない時は大きいものが便利だけど、そんなやつで肉なんか切った時には洗うのが大変だ。

キッチンが広いと大きな道具を使うこともできる。
しかし、何でも大きい道具が便利かというと、必ずしもそうじゃない。

これは、「たくさん食べ物を買って残して捨てる」という考えにも通じるような気がする。

大きい方が便利なような気がする。
たくさんあると得なような気がする。

でも、どんなものも「適正」のサイズや量がある。
でも、それを知るには経験が必要だ。

そして、毎回経験するたびに考える必要がある。
考えなければ、同じ失敗を何度も繰り返す。

商品を選ぶ時、買った後のことをイメージしないと、無駄なものが家中にあふれるばかりだ。

物を買っても、幸せは付いてこない。

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