冷凍ストック食品として、餃子を作っている時のこと。
冷凍庫のスペースは確保している。
大きなステンレスのトレイひとつ分は軽く入るスペースだ。
この大きなトレイに餃子を並べてゆくと一気に冷凍できる。
ある程度数を作ったから、もっとスペースが必要になった。
それで、最初に作ったものを動かそうとしたら・・・動かない。
トレイから離れない。
餃子の餡の水分が出て、くっついた。
「うわっ、やばっ」と思って慎重に剥がす。
なんとか、穴も開かずに持ち上げることができた。
あわてて、小さなステンレスのトレイに小麦粉を振ってから置き直した。
今度は、少しだけで一杯になるから、出来た傍から冷凍した。
大は小を兼ねない。
心から、そう思った。
まな板もそうだ。
たくさん野菜を刻まなきゃならない時は大きいものが便利だけど、そんなやつで肉なんか切った時には洗うのが大変だ。
キッチンが広いと大きな道具を使うこともできる。
しかし、何でも大きい道具が便利かというと、必ずしもそうじゃない。
これは、「たくさん食べ物を買って残して捨てる」という考えにも通じるような気がする。
大きい方が便利なような気がする。
たくさんあると得なような気がする。
でも、どんなものも「適正」のサイズや量がある。
でも、それを知るには経験が必要だ。
そして、毎回経験するたびに考える必要がある。
考えなければ、同じ失敗を何度も繰り返す。
商品を選ぶ時、買った後のことをイメージしないと、無駄なものが家中にあふれるばかりだ。
物を買っても、幸せは付いてこない。
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