シェアハウスに住んでいると、いろんな住人の生活を垣間見ることになる。
特に食生活には、食に対する姿勢だけではなく、その人の性格も現れる。
あまり行かないけど、共有キッチンには生ごみ用のゴミ箱がある。
管理人は毎朝、これを掃除してそのごみの処分している。
日本だから、当然分別する。
そういう分別サインを無視して捨てる人も少なくない。
掃除をする人のことやルールを守ることなど全く考えていない。
こういう人間には、幼稚園で学び忘れた「集団生活」の「ルールを守る必要性」を教えるだけで済むけど、この「共有ゴミ箱」に白菜、レタスをまるごと2つも捨てる人間はどうしたらいいのだろうか。
ある日、管理人がごみを撤去した1時間後に起こった事件。
共有ゴミ箱をすでに半分以上占めている、しなびた白菜とレタス。
見たときは驚いた。
外側を剥げばまだまだ食べられる。
でも、それを平気でまるごと捨てる。
しかも、それを「共有」のゴミ箱に捨てる。
他の住人の生ごみが捨てられなくなることは、想像できないらしい。
管理人が当事者を探すとまだキッチンにいた。
「食べようと思って持ってきたけど、食べられないからここに捨てた。」とのこと。
彼は「ここは調理後のごみを入れるところだから、自分で有料の袋を買って部屋で捨てるように」と「お願いした」そうだ。
シェアハウス、比較的金が無い人が多く住んでいる。
こういう行動を見ると、彼らが貧しいのはお金だけではない。
知識も、指導してくれる人間関係にも貧しいのだ。
ネットがこれだけ普及し、知識も友人関係も簡単に手に入る。
でも、それは本当に「手に入れている」のだろうか。
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