2014年4月18日金曜日

職人の凄さ

食いしん坊の友人から、「鹿肉のランチ」のお誘いがあった。

鹿の肉料理なんて、めったに食べられない。
是非、と思って曜日を聞いたら、その日は実家に居た。

昼までに街に帰ってこいという。
ランチタイムが2時までだからだそう。

バスの時間を調整して、なんとか戻ってきた。
バス停から登山リュックを担いでレストランに直行した。

リュックに入っているのは、もちろん実家に余っている旨い食料だ。
いつもなら、バス停からタクシーでハウスに戻るが、今日はリュックを担いで3ブロックほど歩く必要があった。

まるで、戦後の買出しみたいだけど、うまい物を食べるためには仕方ない。

食いしん坊の友人は、ちゃんと予約してくれていた。
場所は、有名でもないような普通のビジネスホテルに併設されているレストラン。

ここ?と思いながら食べたけど、これが久々の衝撃的な味だった。

前菜は9種類。一口だけだが、どれもすばらしいイタリアンだ。

で、メインの鹿肉。
フォアグラがもも肉で包まれている。

フォアグラの周りは、鹿肉をミンチにして中には海老もまじっているらしい。

それを、豚の網脂で包んで低温で焼いてあった。

付け合せは、ゴルゴンゾーラのドルフィーネ。
これ、パイ皮で包まれた小さな料理だったけど、鹿肉という癖ある肉にこのチーズを使うことで、付け合せというよりメインの「パートナー」だ。

その上、ソースがフルーツ系なので酸味がちょっとだけ添えられている。
もちろん、その後にデザートもついて、このフルコースが2000円もしなかった。

値段と旨さが比例するのは、都会だけの話。
田舎はちょっと違うもんね。

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