2014年4月15日火曜日

モッツレラチーズのケーキ、何故ひよこ型?

かつて「洋生」と呼ばれていたケーキ。
地元に帰ると、必ず買いに行く。

これは、ほとんど唯一の贅沢だ。

このケーキが、だいたい毎月2度入れ替わる。
ひな祭りや入学シーズンに合わせてかわいいケーキが登場する。

食いしん坊にはまったく興味がない。
だって、おいしさが重要で、見た目は「シンプル is  ベスト」だと思っているから。

でも、このケーキ屋さん、どんなにかわいいケーキでも甘みを抑えて美味しいものだ。

それにやはり商売。
「かわいい」ビジネスが盛んな日本の企業なら、「かわいい」に走るのは理解できる。

でも、なぜ「ひよこ」なんだろうか?

この丸みを帯びたモッツレラチーズのケーキ、ものすごく美味しい。

でも、食べる時に脱力する。
だって、ひよこなんだもん。

たしかに、モッツレラチーズの形に似てなくもない。
真っ白のままでは、確かに地味だ。

じゃあ、頭に小豆大のチョコでも乗せたらどうだろうか。

たぶん、女性の乳房みたいに見える。
2つ売れ残ったなら、ショーケースでとんでもなく目立つだろう。

で、思った。
だから「ひよこ」に見えるようにしたのかも知れない。

たしかに、これなら造形的に他のものを想像できそうもない。

「ショーケースでいくつも並んだ時、魅力的に見えるか」という課題はケーキはもちろん、パンや惣菜すべてに言えること。

でも、重要なのは美味しさだ。
美味しいから何度も買いに戻る。
不味ければ一度で終わり。

どんなに着飾っても不潔な女性って判ったら男は戻らない。

結局、欲望に対する人間の行動に大した違いなんて無いんだよねえ。

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