2014年2月4日火曜日

惣菜サラダと格闘する

朝食啓発プロジェクトのために、サンドイッチの中身を作った。

卵サラダは簡単だった。
茹でて潰して、マヨネーズを混ぜるだけ。

茹で上がって水で冷やした卵が入った鍋を管理人が見ている。

だから「次、どうすると思う?」と聞くと「剥くんですか?」と質問される。

だから「判っているなら、お願い」と頼むと、彼はひたすら夢中で剥き始める。

料理に関して、彼の頭がどうなっているか想像するのは難しい。

料理経験の無い人だから、段取りのイメージもつかないのだろう。
でも、彼の人間性は「善」であることは間違いない。

ただ、疑り深い。

ジャガイモを「茹でない」で作る私の言葉を最後まで疑っていた。

「これ食ったら、もうポテトサラダを作る時に二度と皮剥いて茹でないよ」と何度も説明する。

それでも信用しない。

だから、出来上がってから食わせた。

一発で理解した。

もともと、話が合うのは、彼と食いしん坊だからだ。
舌の性能は悪くない。

出来立ての熱々のポテトサラダ。
まあ、言葉は不要だ。

夕食を食べた後なのに、準備した朝食用のパンを一枚失敬してトーストしている。

「これ、本当においしいですねえ」という言葉、何度繰り返されたか。

朝食用、陽気な住人用、そして管理人用に分けた。
少し余ったから自分用にも分けた。

次の朝、眠い目を漉すって朝食担当の応援に行く。

カウンターの下にポテトサラダが余ってるのは、彼女の分だろう。

朝食を食べてる住人もサラダが旨いと喜んでいる。

美味しいものを一人で食べてもいい。

でも、みんなで分け合えば、もっといろんなものが生まれる可能性がある。

それが、食べ物の力だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。