(昨年の話。)
原料買い付けに失敗したゆずプロジェクト、決して良いスタートではないかった。
まず、実家に戻ると、某大手WEB通販で買った猛烈に不細工なゆずが到着していた。
このゆず、いつもの店より遥かに芳香は弱い。
かなり残念な思いでサワードリンクを造り始めた。
まずは洗浄だ。
そして、へたを取る。
これが、ぜんぜん取れない。
新鮮な柑橘類の証拠でもあるけど、作業はたいへんだ。
そして計量。保存ビンに入れる量を昨年は間違って途中であわてたけど、今年は大丈夫。
ゆずを半分に切って、保存ビンに絞り入れる。
すごいジューシーだ。
芳香は弱いけど、ジュースは昨年の倍近くある。
蜂蜜を入れてしばらく置く。
蜂蜜はビンからゆっくり落ちてゆくからビンを傾けて固定する。
その間にゆずジャムの準備だ。
半分に切るのはゆずサワーと同じ。
これを適当に絞った後、皮と実に分けてゆく。
中身は鍋に入れてひたひたの水で煮る。
そうすると種からペクチンが出て、とろとろになる。
それを笊で漉して残ったものを絞る。
実の入っていた袋は解けてほとんどなくなる。
皮は細かく刻んで湯がく。
鮮度がいいと苦味も少ないから、湯がく回数はその時に得た柚子の味を見ながら湯がく。
回数が多すぎると苦味が薄くなり、特徴が薄くなる。
味見しながら湯がくが、今回も1度で十分だった。
そして砂糖と混ぜて煮る。
出来上がったのはまあ美味しいといえるだろう。
旨いものを作る楽しみは、それを食べる人の喜びを知ること。
さあ、今年も待っている人にお歳暮代わりに送ろうっと。
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