2014年2月18日火曜日

ジャム3瓶、4000円以上!?

新聞社の広告記事に「砂糖不使用の有機マーマレード」という文字を見て読んでみた。

なんのことはない、甘みを出すために、りんごジュースで煮詰めたようだ。

でも、300グラムちょっとの瓶3つで4000円以上という表示を見て驚愕した。

有機マーマレードという貴重なものであることは認めよう。
でも、3つで4000円以上ということは、一瓶1300円以上だ。

有機フルーツではないけれど、旬に作った時の私の葡萄ソース、砂糖も含めて1キロ500円程度だったような気がする。

この有機ジャムの約10分の1だ。

高額なものは大抵おいしい。
だからといって、4000円出してジャムを買う感覚は理解できない。

値段の妥当性などどうでもいい。
大体、商品の値段などあってないものだ。

でも「高額なものは、安心でおいしい」という価値観を露骨に見せられるようなこの商品に対して、驚愕し、嫌悪感を感じた。

消費者は、何時になったら、商品の価格に疑いを持ち、自分の舌を信じるのだろうか。

信じる根拠がまったくないのに「大手企業のバイヤー推薦」ならそれに対価を払う人がいる。

彼らが言う「有機」という言葉を信じて。

肩書きを信用するのは消費者の自由だ。
4000円のジャムを食べる自分に酔うのもいいだろう。

でも、「自分の金で買うのだから、文句ないだろう。」という思想が作る社会はどんな世界なのだろうか。

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