友人の「知り合いの店」で感動的な食事をした。
ひとつひとつがとても丁寧に作られいるだけではなく、食材の選び方にもプロの目を感じた。
刺身の盛り合わせにあった魚、5種類位あっだだろうか。
トロと思われる刺身の横にあった分厚い切り身を食べた時、ブリだと思った。
だって、見かけはどう見てもブリにしか見えなかったんだもん。
友人は「ブリとは違うでしょ、だってあまり脂っこくないよ。」という。
板前さんに聞くと「縞アジ」というではないか。
だから、聞きなおした。「アジですか?」と。
「ブリじゃあないんですか?」と2回聞きなおした。
私の厚顔無恥は、今始まったことではない。
たぶん板前さんも呆れていただろう。
でも、信じられなかった。
板前さんの言葉を疑う気持ちなど全く無い。
ただ、こんな美味しい「アジ」なんて食べたことない。
もっとも、小鯵以外のアジが刺身で存在するなんて完全に「想定外」だ。
酒も飲まず、大した量の料理も頼まず、大学生の居酒屋宴会並みの金額しか払えず、長居して、それを割り勘にした私達。
お互い、経歴が邪魔して仕事が見つからないから、とっても貧乏だ。
だから、疫病神みたいな客ではあるけれど、ママは快く送り出してくれた。
聞けば30年来の友人付き合いらしい。
これこそ本物の友情だ。
で、調べた。
でっかいアジ、「幻の魚」といわれているらしい。
まあ、旨かったけど、次食べて判るか、というと疑問だ。
だって、食いしん坊だけど、この舌は高級食材にはめっぽう弱い。
安い食材の違いなら、すぐ判るんだけどね。
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