日ごろ、人より美味しいものは食べていると思うけど、高い食材は論外だ。
自炊となると、どうしても野菜と鶏肉がメインになる。
魚はアラがメインになるし、外食もほとんどしない。
だから、本物の「料理」を食べる機会はほとんどない。
だからこそ、友人の「友人の店」で食べた料理、本当に感動した。
内陸育ちの私には、トロの味など舌に刻まれるほどの衝撃だった。
同時に、こんなすごい食材を選んで調理する板前さんに頭が下がる。
と同時に尊敬の念が湧き上がる。
この店の食事が高いか安いかを語るのは意味がない。
こういう料理には金を払う価値がある。
消費者は、食材だけの値段で料理を考えるが、それは間違っている。
彼らの素晴らしい職人技とそのプロの目があるから、感動できるほどの料理が食べられる。
彼らがその能力を身に着けるまでどれだけ努力してきたか、ちょっと考えて欲しい。
年収のことばかりを考え、大企業に勤め、責任逃れをして、損得ばかりを考えるサラリーマンとは異次元に住んでいる「美味しいものを作る」職人さん達。
あまり話さないし、目立たない。
けれど、彼らの料理は「食べる」行為を「食を満たす」以上のものにしてくれる。
大企業の広告に踊らされ、大量生産の「食品」に飼いならされた消費者はこの「食べ物(料理)」の「違い」を理解しない。
だって、美味しさすら、値札でしか判断できないのだから。
プロフェッショナルが作る「食事」を、損得や節約で語るもんじゃあない。
彼らにとっても失礼だ。
彼らの料理は、大企業が作るそれとは訳が違う。
食いしん坊が美味しいものを食べる時、いつもこう思う。
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