シェアハウスでいろいろ企画するためのミーティングを管理人の自宅でやることになった。
そうしたら、夕食が用意されていた。
驚いた。
全く予期していなかった。
みんなで美味しい出前のお寿司をご馳走になった。
生後4ヶ月の赤ちゃんは見学だけだけど。
その後に出てきたケーキ。私が最初に選んでいいとのことだったので、遠慮なく選ばせてもらった。
チョコとレアチーズ、キャラメルはすぐ見て判ったが、ひとつだけどうしても判らなかった。
だから、それを選ばせてもらった。
もっとも、管理人のお嫁さん、味のセンスが良い人なんで、どのケーキも美味しいはずだ。
ただ、これは当たりだった。
絶品だった。
抹茶のスポンジにラズベリーソースがサンドされている。
それをマスカルポーネチーズベースと思われるクリームが覆っている。
酸味が甘みを抑えることでクリームの味が引き立てられている。
管理人は「甘すぎる」と言ってキャラメルケーキを食べ残した。
あまりに勿体ないのでそれも頂いた。
たしかに甘いが、ナッツの香ばしさが甘みを中和させている。
ただ、キャラメルだから甘さからは逃れられない。
宝石箱のようなケーキの話を熱く語ることが今日の話のメインではない。
管理人夫婦が私の協力に感謝してくれたことを、夕食という形で表してくれたことに感動した。
食事は、一緒に食べることで、いろいろなこと教えてくれる。
作る人へ、そして食事を与えられ人へ、そして一緒に過ごせる相手に、その時間に、感謝する気持ちが沸く。
食べることで生まれる信頼関係こそ、栄養以上に生きてゆく力になるはずだ。
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