実家に戻る前に切り分けたかぼちゃ半分、冷蔵庫に残していたらカビが生えた。
しかも、白、赤、黒とバラエティに富んでいる。
これを見て、つくづく地元産の野菜は「安心だ」と思った。
大体、東京で買っていたメキシコ産のかぼちゃ、2週間以上たってもカビは無かった。
ある時は、黒く傷んでいた。
だから、3色のカビが生えるいうのは、それだけいろいろな菌がついているということ。
自分の家で作ったものならせいぜい1色だ。
ものが腐る、ということはビジネスとしては許されることではない。
だから、大企業が流通させている食べ物には、防腐剤や防カビ材を大量に使う。
でも、食べ物は腐る、そしてカビる。
金を出してそんな商品を買えば「金返せ」と言いたくなる気持ちも理解できるが、腐らない「事実(商品)」があるから「金を出す」という考え方は、本当に正しいのだろうか。
値段だけで、目に見える「食べ物」を買う判断をするのなら、確かに正しい。
でも、自分の選択は「腐らない安い食べ物」か「腐る可能性がある高い食べ物」か、となると確実に後者だ。
だって、腐らなくて安いならたくさん買う。
そして食べ残す。
値段が高いけど、腐る商品なら大切に食べる。
何より腐る安心がある。
でも、一番いいのは「安くて腐る食べ物」だ。
そうなると、地元産になる。
季節によっては商品数も限られるけれど、それはそれで豊富な時に作った保存食で補えばいい。
安全な食べ物なんていうものはない。
でも、腐る食べ物であることは「安心」が与えられている気がする。
カビを削り落とすと半分になったかぼちゃを見ながら「安全」に食うのは自分の責任、でも「安心」は生産者に頼るしかないことをつくづく感じた。
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