意図的に作った訳ではないけれど。
休日の朝、目玉焼きを作ろうとして卵を出したらひびが入っていた。
最初に思ったのは「なんて、もったいない」だ。
卵を運ぶときは、いつも注意して買っているから、割れるはずはないとの自負があった。
がっかりした。
で、持ち上げたら重い。
「ん?」と良く見ると、凍っている。
吹き出し口の下に置いてあったたまご、どうも凍って割れたらしい。
ちょっとほっとした。
でも、もったいないことには変わりない。
で、考えた。
捨てるべきかなあ、食えないかなあ、と。
基本的に、割れた卵を食べるほど食の安全にうとい人間ではない。
でも、これは冷凍されている。
だから、ひび割れしてからずっと冷凍状態ということだ。
それなら、食っても大丈夫だろう。
そう考えて、ゆで卵にしてみた。
食って腹痛を起こすのも私だ。
卵で死ぬほど、健康には不自由していない。
茹でるとゆで卵らしいものが出来た。
皮をむいて齧っても匂いはない。
大丈夫そうだ。
白身を割って黄身を出す。
ほろほろと崩れるはずの黄身ではない。
これはゴムの塊。
突っついたって、何したって崩れる気配がない。
すりこ木で潰そうにも潰れない。
諦めて刻んだ。
白身を刻む、というのは何度も経験しているが、黄身を刻むのは初めてだ。
それで作った卵サラダ。
歯ごたえがある卵サラダだけど、どんな食い物もマヨネーズを使えば不味くなりようがない。
恐るべし、マヨネーズ・・。
(追記:食べても体に影響なし。大丈夫でした。でも、よい子は真似しないように。)
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