きんかん、1キロ、なんとか調理した。
その後、シェアハウスのキッチンで友人にグルノーラの作り方を教えることになった。
だから、それをつまみながら教えていた。
オーストラリア人の住人が不思議そうに見るから、味見させた。
そうしたら「ああ、これXXXだね。」と言う。
オーストラリアでも金柑はあるみたい。
で、最近向かいの部屋に入ってきた日本人女性がキッチンに現れた。
金柑を見て「ああ、これ大好き」というから、味見させた。
「うわっ、美味しい。」って言ってくれる。
「これ、シロップがおいしいんですよね、もらっていいですか?」というからコップに入れてあげる。
「ほんと、美味しいですねえ」と言ってうれしそうに飲んでいる。
たしかに、むちゃくちゃ旨いシロップになっていた。
旨い金柑で作るから当然だけど。
「食べるなら、少し分けるよ」というと、「いいんですか?」と驚いている。
本気で好きみたい。
で、タッパに入れると「こんなにもらっていいんですか?」と恐縮している。
もちろん、大歓迎。
だって一人でなんて食べ切れませんから。
そうしたら、お礼にと言って、チョコレートとカモミールティーをくれた。
とても美味しそうなカモミールティーだ。
で、確信した。
彼女も食いしん坊だ。
きっと仲良くなれるに違いない。
そう、類は友を呼ぶ。
食いしん坊は食いしん坊を呼ぶ。
間違いない。
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