ハウスの中で朝ごはんを提供することになった。
目的は、健康的な生活を啓発すること。
そしてお互いを知り合う機会提供のためだ。
初回はサンドイッチを作ることに決まった。
朝、作って包装する担当と、夜のうちに具材を作る担当に分かれた。
私と管理人は夜担当。
朝なんて、絶対無理。
とても起きれない。
で、鍋会の後、二人で2種類のサラダを作り始めた。
卵サラダとポテトサラダだ。
しいたけの出汁を捨てようとした管理人だ。
とても不安だけど、やるしかない。
彼の買ってきた卵をチェックすると一個割れている。
乱暴に扱うからだ。
ため息をつきながらそれを避けて茹で始めた。
でも、だんだん白くなるから「?」と思った。
見れば、もうひとつ割れているじゃあないか。
もう、いい。そのまま茹でよう。
その間、彼はお湯でジャガイモを洗っていた。
だから、ジャガイモの洗い方から指導した。
水で洗う理由、洗う時の道具、持ち方、力の入れ具合、洗浄の程度など。
それが終わると、芽の取り方、傷んだ部分の削り方を実践して見せた。
それを見ていた陽気な住人が「自分も手伝う」と言う。
協力、大歓迎だ。
じゃがいもの残りがあるというから「それ、持っきて。手伝ってくれたら、提供したジャガイモ分のポテトサラダ、持って行っていいよ。」と話す。
彼は、速攻で部屋から取ってきたやつを洗い始めた。
料理も、労力も、知識も分け合えばいい。
そうやって、食べることに協力できる仲間の間には、信頼の種が撒かれるのだから。
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