食いしん坊の友人の自宅で夕食を食べる約束をしたので、先日作って冷凍していたバターナッツ(かぼちゃ)のスープを持ってゆく約束をした。
バターナッツ(かぼちゃ)、日本ではほとんど見ないから、八百屋での人気もぜんぜんない。
私が何度も、そして見切り品を含めて、大量に買うから、どうも不思議な「客」と思われた様だ。
この間、かごの中にまたバターナッツを見てレジのお姉さんが「もう、食べちゃったの?」と驚かれた。
この美味しさと感動を漏れなく伝え、絶品スープの話をすと、ため息しながら「でも、調理法説明しても、みんな買って行かないですねよ」と言う。
日本人は「違ったもの」を敬遠する。
たしかに見かけは細長い禿げ頭みたいだ。
「丸いくて、ぼこぼこした濃い緑」というかぼちゃのイメージからは程遠い。
バターナッツ、日本ではほとんど生産されていないけど、典型的なかぼちゃより水分量が断然に多いから煮崩れる。
というより、解ける。
ラタトゥユを作ると、トマトと解けたバターナッツが味が混じり、絶妙になる。
この夏自分の家で育ったトマトで作ったソースで作ったラタトゥユの味はオーケストラ並みの重厚感をもたらした。
そんなバターナッツのスープを食べさせた後の友人の反応は「これ、何の種類?どんな形?」と興味深深だ。
やっぱり食べたことはもちろんだが、見たこともないという。
たぶん、当分八百屋でも売っているだろうから、今度は生を持ってきてあげようっと。
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