2013年12月12日木曜日

チキンの手羽とキャベツのスープ

チキンスープ、固形やパウダーの「元」はとっても便利だ。
うちにも常備はしているけれど、手羽や手羽元を買ってきた時には必要ない。

必要なのは時間だけだ。

つまり、長く煮ないと骨から身が剥がれない。

火が通る程度に調理するなら、すぐに食べられる。
でも、肉はがっちりついて剥がれない。
しかも、骨からの出汁が出る時間もない。

母が作る手羽とキャベツのスープはそういう代物だ。
しかも、時間をかけないから、めんつゆで味付けする。

私的には「ありえない」料理だ。

だったら、何も手羽を使う必要などない。
胸肉や腿肉を使えばいいのに、私が作った味を覚えていて「手羽は美味しいから」と信じて疑わない。

思い込みとは恐ろしい。

ただ、最近のめんつゆ、味が向上してかなり美味しい。
でも、はやり味が尖っているように思える。

この間、自慢げに作ったこのスープを食べた時、そう思った。
もちろん、身が剥がれないから汚い食べ方になった。

スーパーで地元産の鶏の手羽や手羽元が割引されている時は、チキンスープの作る時だ。

骨から出るそのまろやかな出汁の味は、めんつゆとは比較にならない。

鍋に、手羽と葱の青い部分を放りこんで1晩いっしょに煮込む。
そうやって、保温鍋で煮込んだ手羽は、かき混ぜるだけで骨から身が剥がれるようになる。

葱の青い部分を取り除いて塩を入れればスープはほとんど完成。

後は、キャベツを放り込んで5時間ほどほおっておけば出来上がり。

味付けは塩だけ。
難しいことは何にもない。

急がなければ、瓶詰めの化学調味料、買う必要も、使う必要ないのにね。

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