2013年11月25日月曜日

干しりんごが高い訳

うまいりんご、うまいうちにどうにかしようと思っても、選択肢があまりない。
思いつくのは干すかジャムにするかだ。

以前からおやつに干しりんごがいいなあ、と思っていたが、あまりに値段が高くて買わなかった。

これはいい機会だ。
フードドライヤーを持っているので一晩で作れる。

ごしごし洗ってから半分にして薄切りにする。

商品化されているやつはきれいな輪切りが多いけど、自分で食べるんだから形なんてどうでもいい。

次の朝、見事な干しりんごの完成だ。

でも、薄く切りすぎたやつはトレイにへばり付いている。

ぜんぜん、取れないっ。
失敗した。

干すんだから「薄く切る」のは当然だけど、ある程度厚みがないとだめだ。

ゴムベラで無理やり剥がしたら、ばらばらになった。
紙ふぶきの破片にしか見えない。

きれいな「輪」になった干しりんご、値段が高い訳だ。
あの商品の影には、たくさんの壊れた干しりんごがあるに違いない。

で、破片を食べた。

めちゃくちゃ甘い。

砂糖なんて何にも使ってないのにりんごの甘みが凝縮されている。
これは美味い。
ポテトチップスみたいな感覚で食べられる。

止まらなくなりそうな危険な食べ物だ。

でも、たくさんできない。

ドライヤーには5枚のトレイがあるが、3個分が限界だ。

母に味見させれば、たぶん気に入るはずだ。
うまくおだてて、作らせよう。

美味しいものを食べるには、手間がかかる。
市販されている干しりんごの値段、決して高いものではない。

自分で作ると良く分かる。

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