母が、不細工だけど、味の良いりんごを食べて「そういえば、仙台の親戚が送ってくれたりんごも本当に美味しかったねえ」と夢見るような目で話す。
「あんな美味しいりんごが食べたい。金は出すから。」と傲慢な消費者になって私に頼む。
げんなりした。
金を出せば美味いものが手に入ると思っている。
それが大きな間違いだ。
美味しいものは、そう簡単に手に入らない。
昨今、個人の農家もR天などの仮想商店を出すこともできるが、そこが信頼できるかどうかなんて買ってみなければ分からない。
仮想商店、本当に良い店と、とんでもなくやばい店がある。
マンゴーの時もそうだった。
売れる時期に「安い」と前面に打ち出す店は気をつける必要がある。
仮想商店の名前はマンゴー専門店みたいだけど、送付店舗は商社みたいな名前の店から買ったことがある。
ここのマンゴーは風味がほとんど無かった。
台湾産を沖縄産として売る場合は、良くある話だ。
原価は6分の1以下だろう。
消費者ができることは、二度とその店では買わないこと。
でも、仮想商店の名前をどんどん変えて彼らは消費者の「安さ」を求める欲望を刺激して騙す。
でも、それが商売だ。
WEB通販の時代、本物の数倍、いや、数十倍偽者がいる。
その中で本物を見つけるのは自分の舌だけ。
売上一位の誇大広告やコンビニ味で麻痺した日本人の「美味しいです。」なんてレビューは参考にならない。
信じるのは自由だけど、人の味覚はまちまちなんだから。
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