2013年11月25日月曜日

払った金を返してもらう恥ずかしさ

美容整形外科の高須院長が有名レストランの偽装問題についてコメントしている。

NEWSポストセブンの「食品偽装に「おいしく食べたなら文句を言うな」」という記事だ。

彼の視点はとてもユニークだが、問題の本質を突いている。

まず返金に戻った消費者に対して。

「銀座の女に貢いでいると思ったら、池袋の女だったと言って金を返せ。」と返金を迫れば男として、いかに恥ずかしいかを例にあげ、彼らの恥ずべき行為を指摘。

また、「一流店とは偽装していること」とばっさり。
たしかに、事実から導き出した結論だ。

これには大笑いした。

ただ、一番興味深いのは、美容整形外科医という「表層を美しくする」職業を持つ人の考え方だ。

美容整形自体、「至極の偽装」と思うけれど彼の考えは違う。

「美しくするのは騙しているのではない。美しくなれば周りも喜ぶのだから」と言う。


美は「肩書き」ではなく「本質」だと。


「美味しければ文句なし」という考えを美容整形と繋げて考えられるとは思わなかったけど、一理ある。

見かけの悪い食べ物でもジャムにしたりフルーツソースにすれば極上になる。

それを洗練されたパッケージで包めば売れる。

それが有名デパートのブランドとして、取り扱い商品に取り上げられても美味しさは変わらない。

重要なのは「美味しいこと」だ。

「美味しそうに見えること」「「美味しいジャム」の保障」でもない。

人間も同じ。

美しく「見えること」ではなく、「どんな人間として生きるか」だ。

この点は先生の意見に同意する。

だからと言って整形するつもりは無いけどね。

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