2013年11月12日火曜日

「美味しさ」を感じるセンスはみんな違うけど

食いしん坊の友人に某ケーキ屋の「クリスマスケーキサンプル」を食べたか、という話をしたら「もちろん」という回答。

娘さんも食いしん坊なので「2箱」買ったらしい。
つまり、一人ずつ全種類味見しようという魂胆だ。

それでこそ、私の友人だ。
その娘もしっかり食いしん坊だ。
そのDNAは、次ぎの世代にちゃんと受け継がれていることを知ってうれしくなった。

で、彼女が面白い話をしていた。

今回、このケーキセットを何人かの同僚に勧めたらしい。

そして、始めてここのケーキを食べた同僚のコメント。
「あまりぱっとしない味だねえ」だった。
彼女、ほとんど料理はしないらしい。

たしかに、このケーキ屋の食べ物はすべての製品でかなり甘みが抑えられている。

コンビニやインスタントラーメンに慣れている消費者の口には確かにインパクトは弱い。

最近、テレビでも食に関する番組が多いけれど、芸能人が「美味しい!」と叫ぶ食べ物、本当に美味しいのか疑問に感じることがある。

たとえばラーメン。
背油をどっぽり入れたラーメンがまずいはずがない。

でも、それは油のうまみで「味」ではないだろう。

そんなラーメン屋に行列ができるのは判るけど、それを毎日食べたら数年で健康状態はレッドカードものだ。

本当に美味しいものは、毎日食べられる。

新鮮な野菜や果物。
本当に美味しいものは調味料なんてほとんど要らない。

素材のうまさは、過剰な油や甘味で「うまさ」を「偽装」する必要がない。

でも、多くの消費者の舌がすでに「偽装」料理に慣れきっている。

本物を信じる消費者が「美味しい」と感じるものを得るためには、日々「偽装」情報と戦い、自分の舌を信じるしかない。

そして、「美味しさ」を信じる仲間だけでの情報交換だ。

今、戦う食いしん坊は、戦友にも恵まれている。

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