2013年11月9日土曜日

監修ビジネスは理解できるけど

近所の100円ショップでは、大手企業が「企画したけど、失敗しました」という商品がこっそり売られている。

そこに、なんと「ROYCE」ブランドのレトルトカレーが売られていた。
「チョコレートの会社がカレー作るってどういうこと?」と思って良く見てみた。

違った。

「ニッスイ」が作っている。
監修ビジネスのひとつだ。
どうも「ショコラで仕上げた」というのが売りらしい。

でも、この100円ショップで山のように積んであるところを見ると、爆発的に売れたものではないのだろう。

好奇心に負けて一袋買った。

広告文句には「チョコレートをかくし味に使いました」とある。
原材料名を見ると、カレーフレークの次に「チョコレート」が並んでいる。
5つ目ということは、5番目に量が多いということ。

本当に隠し味の量しか入っていないのか。
食べるのが、ちょっぴり怖くなった。

でも、隠し味と言うなら、その位しか使わない「チョコレート」を提供する企業名を「全面的」に出すのって、誇大広告じゃあないんだろうか?

もちろんパッケージには「本品は、ロイズコンフェクト監修の元開発した商品です」と華々しく書かれている。

パッケージの正面は良く目にする「ロイズ」の金色ロゴが特殊印刷でレイアウトされている。

忘れないで欲しい。
これはレトルトカレーの話だ。
隠し味が「チョコレート」ではあるけれど。

ブランドに便乗して物を売ろうとする努力は認めるけど、消費者って、それほど馬鹿じゃあない。

ニッスイさんなら美味しい素材が手に入るんだから、味で勝負した商品開発の方が金を突っ込む価値がある。

山のように積まれたオレンジ色のパッケージを見ながらそう思った。

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