今月の「おやつの日」を予約する時、ちょっとした会話があった。
今月のケーキは「今年の人気ベスト4です。」という話からジャスミンティーのケーキについて「微妙な味」ということで意見の一致を見た。
そのついでに、先月のケーキで「バターケーキの旨さ」を語ったら店員さんが「そうですよねえ。」と物凄い勢いで同意してきた。
彼女が言うには、あの味は今までの「バターケーキ」の味を覆すような味だと熱く語る。
私もそう思った。
昔、生クリームのケーキを保存する技術が無いころ、バタークリームケーキはクリスマスケーキの定番だった。
でも、名前は「バター」だけど、多分マーガリンが使われていたのだろう。
だから、油が口に残るだけの脂っこいクリームという印象が強い。
それでも当時クリスマスは「ケーキ」が食べられる数少ない機会だった。
その後、日本が裕福になり、生クリームのケーキが一般的になった。
でも、本当のバターで作られた「バタークリームケーキ」はむちゃくちゃ美味しい。
だいたい、バターを使ったケーキがまずいはずがない。
ただ、甘みが強ければこのバターの風味を殺す。
そこの分量はシェフの力量だろう。
ここのシェフは、その点素晴らしい。
あのケーキはそんな本物の「バタークリーム」の美味しさを再発見させるものだった。
だから、「みんなのイメージするバターケーキじゃないから、名前を変えた方がいい。プレミアムバターケーキ、とか、違いを出さないと売れないと思う。」と意見した。
彼女も同意してた。
甘いケーキを作るのは簡単だけど、素材を生かしたケーキを作るのはとても難しい。
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