2014年3月15日土曜日

スーパーマーケットで欲望が暴走しないのは何故?

スーパーマーケット、最近ほとんど行かない。

野菜と果物、卵は近所の激安八百屋で買っている。
肉や魚はデパートの地下で買うから、大手のIやAに行くのは月に一度位だろう。

かつて、東京に住んでいる時は、駅近くの大手スーパーが夜11時までやっていた。
一週間に3回は会社の帰りに寄っていたと思う。
ほとんどの買い物はそこで済ませていた。

一度計算したことがあるが、1年間で10万以上使っていて驚愕した。

八百屋で使う一週間の野菜と果物、冬場はちょっと高くなるけど、一回に1500円だ。

一週間に一度。デパートは10日に一度程度か。
だって、誘惑の地雷で満載されている場所なんだから。
欲望にはコントロールが必要だ。
そのためには、刺激しないように近寄らないのが一番。

でも、スーパーマーケットはどれだけ長居ても、私の欲望がまったく刺激されない。

安いよ、安全だよ、と前面に押し出されても、まったく美味しそうに見えないのだ。

まるで、派手な衣装を着けて道に立っているお姉さん方が「お兄さん、安いよ、安全だよ」と声をかけられても欲望が沸かない、という感じだろうか。

これ、男性の場合だけど。

何が違うのか判らない。

でも、確実に判ることがひとつある。
スーパーの肉や魚の場合、食材に艶が無いのだ。きれいに加工されて、パックされて、うわべは美しく並んでいるけどエネルギーを感じない。

もちろん、照明や店員の違いがあるだろう。
でも、魅力が感じられない。

値引きも5%程度なら買う気も起きない。

食いしん坊は、鮮度が判るほど食材の目利きではない。
ただ、美味しいものに対しての嗅覚は、かなり本能的だ。

買う決断は、欲望に支配されている。

ともあれ、スーパーに寄っても財布を開かずに出てきてしまったとき、ふと思ったことでした。

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