お米の国に育った日本人として、ご飯に牛乳と砂糖をかけて食べることなんて、想像の埒外だった。
でも、海外の人たちは、日本人がご飯に生卵としょうゆをかけて食べるのは信じられないらしい。
だから、お互い様なのかもしれない。
でも、偏見を取り除くと、この味は結構いける。
だって、結局「ライスプティング」なんだから。
プティング、というスイーツ、日本では「プリン」という名称で昔からおやつとして親しまれている。
高度成長期の時から、大手食品会社は、プリンを簡単につくるインスタントパッケージも売り出していた。
小学生の家庭科の授業でも作った。
ここで使うのは牛乳、卵と砂糖だ。
これに、パンやご飯をを混ぜるだけ。
だから、ブレッドプティングやライスプティングは「プリン」のアレンジということになる。
ブレッドプティングの味は学生時代に初めて知った。
ホストファミリーが作るブレッドプティング。
気絶するほど美味しいソースがかかっていた。
風味の元は、高級リキュールだった。
若くて、酒の味も知らなかったけど、その旨さに感動した。
コーンフレーク、オートミールに砂糖や蜂蜜とミルクをかける文化なら、お米だって同じこと。
文化を理解すれば、不思議と思う食べ方も「当然」と思える。
食べ物を知ることは、文化を知ることだ。
だから「変だ」と思わずに食べてみよう。
きっと、新しい発見がある。
そして、自分の文化と共通するところがある。
そうすれば、もっと理解し合える。
同じものを食べることはまた、信頼関係を作ることでもあるのだから。
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