作っていたラタトゥユの鍋から焦げ臭い匂いがする。
やばいと思ってかき回した。
とりあえずそれほどくっ付いていない。
ほっとして、いつもどおりに味付けをする。
で、味見。
まずっ。
やっぱり、焦がした影響があった。
なんとかごまかそうと思って、調味料を多く入れてみる。
だめだ。今回は、これで食べるしかない。
こんな時、砂糖でも、塩でも、調味料が味に貢献できることは限られている。
もちろん、食べられない程、焦がしたわけではないけれど、不味いものを作った自分を反省した。
ジャムを作る時もそうだった。
アルミ鍋で作っていた時、すぐにこげてしまい、風味が落ちる。
3重底の寸胴鍋で作るようになって、焦げないジャムが出来るようになったら、風味が向上した。
火加減と道具、という技術的な問題はあるけど、この体験、食いしん坊には「ちゃんと集中して作らないと不味くなる。」という教訓になった。
どんな時も、きちんと向き合って取り組まないと美味しいものは出来ない。
で、ふと考えた。
料理と子供、どちらもちょっと目を離したすきに問題が起きる。
どちらも「きちんと向き合う」必要があるということだ。
だから、子育ても、育ってからなんとかしようとしても、できることは限られている。
最初が肝心だ。
つまり、「作ること」も「育てること」の本質は同じということ、みたいだね。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。