2014年1月28日火曜日

マーガリンと表示しないでマーガリンを売る

大手企業の広告に驚愕した。

マーガリン3種類を全面的に売り出している。
でも、その広告のどこにも「マーガリン」という単語は使われていない。

「3つの選べるおいしさ、脂肪分70%オフ」という宣伝の元に提示されているのは「オフスタイル」という商品名だ。

「マーガリン」という単語は製品の下に一ヶ所しか使われていない。

しかも、その文字の大きさは商品名の20分の1の大きさである。
加えて背景色と同系色で表記されているから目を近づけないと読めない。

商品の売りは「従来のマーガリンより脂肪分が70%少ない」ことだ。

アメリカではマーガリンの使用が原則禁止されるように、トランス脂肪酸の危険さが認知され始めている。

しかし、日本でそんなことは起きようがない。
なぜなら、大企業の儲けの基になるものを、仲間である政府は絶対規制しない。

でも、マーガリンでは商品が売れない。
だから、日本では「マーガリン」であることをぼかして商品を売る。

しかも、前面に押し出しているポイント
がすごい。
従来より脂肪分が大幅に減ったことに合わせて、食物繊維があることやキャノーラ油を使うなど「健康的」なイメージを売り込んでいる。

マーガリン自体が「危険」なのにもかかわらず、こんな広告も問題にならない。

マーガリンが危険であり、アメリカで原則使用禁止になったことも、大手新聞は大きなニュースにしなかった。

これからも、大企業が儲けのために、メディアと結託して商品は売り出されるだろう。

「大企業のブランド」を信用するのは消費者の自由だ。

しかし、その選択の結果は、自分自身の責任だ。

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