2014年1月24日金曜日

爆発するコロッケ

油が少ないことは、知っていた。
パン粉がないことも知っていた。
だから、食パンを買って作った。

今晩どうしてもコロッケを作る必要があった。

ただ、油があんなに足りないとは思わなかった。

フライパンに入れてあまりの少なさに愕然とした。

でも、どうしても今作る必要がある。
店までとても買いに行く元気なんかない。
夜も遅い。
外は雪が降っている。

仕方が無いから、泣く泣く値段の高いオリーブオイルをぶち込んだ。
それでもコロッケがようやくかぶるくらいだ。

しょうがない。

油を熱くしてコロッケを入れる。
上はうっすら油に浸っていない。
下部が固くなった頃、ひっくり返した。

そうしたら、中身が飛び出した。
もう、ひとつは飛び出さなかったけど端がだんだん崩れてきた。

まだ、油とコロッケの区別はつくが、それも時間の問題だ。

応急処置ができるわけでもなく、そのままだましながら揚げて取り出す。

中身が飛び出したコロッケ、まるでコロッケ型の携帯カバーみたいになってしまった。

冷凍できないから食べたら、ものすごくうまい。

そもそも、揚げたてのコロッケにまずいものなんてあるはずがない。
しかも、オリーブオイルで揚げているんだから。

で、中身が見当たらないが、とりあえず終わらせて油の処理をした。

底の方から黒い揚げかすが出てきた。ほとんど粉末だ。

なるほど、これが中身か。

お弁当用のてんぷら鍋が小さくて深い理由がようやく分かった。
揚げる食材が油に全部浸かっていないと失敗する。

だって、半分しか浸かってないと、裏表で温度が違うんだから、そりゃあ、崩れるわ。

とりあえず、おいしいから、まあ、いいか。



0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。