実家に戻ると、トマトの山だった。
猫の額ほどの畑に、冷蔵庫のあっちに、こっちに、袋に入っている。
ねずみ年生まれの母は「まとめる」という概念があまり無い。
だから、トマトを冷蔵庫から「発見」し「かき集める」のも一仕事だ。
そして、シンクの上には、ボールに入って今朝取れた分が積まれていた。
生で食べるには限界がある。
スムージーに入れる量も限られている。
自家製トマトソースを作るしかない。
イタリアントマトがかなりあるけれど、こちらは生で食べてもあまりおいしくない。
桃太郎のような、甘くて丸いトマトもあるが、これもまぜたら判らなくなるだろう。
たまねぎを炒めている間、ともかく、お湯にぶち込んでトマトの皮をはいだ。
イタリアントマトの皮は本当にきれいにむけるので、面白くて止まらない。
一番大きい鍋に皮をむいたトマトを入れていたが、量が増えてあふれそうになった。
だから、大きな寸胴に移し変えた。
出来上がった後、冷凍するため袋に小分けしたら、13カップ分あった。
もちろん、抜群にうまい。
このソース、ほとんど私が使う。
母は、調理したトマトの酸味が苦手なので、あまりこのトマトソースを好まない。
でも、私の生活は、ここ1ヶ月、ほとんどこの「野菜のトマト煮」で生きている。
いつもは、100円程のイタリアントマト缶詰を使って作るのだが、このトマトソースを作ると、どんな野菜を入れてもむちゃくちゃうまい。
にんじん、芋、きのこは定番だ。
今の時期は、採れたてのじゃがいもを使う。
ズッキーニはこの夏家で出来たやつを干したものだ。
きのこは今が旬。
そして、これらを自家製トマトソースで煮る。
2日目はもっとおいしくなる。
もう、スーパーの野菜は食えないかも知れない・・・・
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