2013年10月4日金曜日

エビフライ1本

私にとって秋は「食欲の秋」以外考えられない。
野菜はもちろん、しゃけや秋刀魚など、美味しいものが目白押しだ。

この私の「秋」の大敵は「体重の増加」である。
体重が増えると、膝が痛くなる。

だから、出来るだけジムに行って歩くようにしている。

「スポーツの秋」なんて私にはありえない。
誰がこんな言葉を生んだのかも理解できない。

スポーツなんて、どんなシーズンだって私には「苦行」でしかない。

ジムでは、この「苦行」をするためにランニングマシンを使っている。
このマシン、いやみなマシンで、消費カロリーが「食べ物」で表示される。

最初は「かき氷」から始まる。
それから、歩く時間が経つにつれていろいろな「食べ物」が出てくる。
この「食べ物」は、毎回同じではない。
同じ10分歩いても、食べ物が違う時がある。

この「食べ物」をあまり見ないようにしているのだが、この間さすがにショックを受けた「食べ物」があった。

30分歩いた時に出てきた「食べ物」が、エビフライ1本だった。

ホットケーキを画面いっぱいに映すことができるほど大きな画面に、エビフライ1本が出てきたのだ。

カロリーは覚えていない。

ハンバーグの隣につけ合わせ程度の細さしかない「エビフライ」を、歩きながら
凝視した。

このエビフライ、「エビフライ定食」を象徴しているのか、それとも、本当に1本のエビフライのカロリー分を意味しているのか、判断は出来なかった。

ただ、絵のインパクトは強烈だった。

エビフライが「30分のウオーキングと同じカロリー」という「事実」が脳に焼き付いた。

そういう点では、悔しいけど、優れたランニングマシンだ。

そんな「事実」を知っても、自分は決して1本だけで我慢できない。
だから、美味しいエビフライなら3本は食べたい。

だから、食べるなら、食べた後に「1時間半歩いてもいい」と思えるような美味い「エビフライ」だけ食べたいものだ。







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