2020年3月26日木曜日

ボジョレーってこんなに美味しかったっけ?

彼のレストランでは、定期的にワイン会を実施していた。
飲めない食いしん坊だが、味のバリエーションを楽しむのは大好き。
だから、ワイン会にも数回参加したが、これが最初の時の感想。

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2018年11月15日
先日、オランジュさんでボジョレー・ヌーボーを味わう機会があった。
何年も前のブームだった時、飲んだことがあったけどそれほど特別な個性がある飲み物だと思えなかった。
しかし、それは「選択できる人」が選択した場合、全く違う。
今回飲んで「こんなに風味が個性的な飲み物だっけ?」と驚いた。
製造方法がワインとは異なるため、飲み物としては別物である。
そんなことは、知識としても、過去の経験からも知ってはいたが「風味の個性」がこれほど独特になるとは知らなかった。
ブームによって、コンビニエンスストアで買えるほどお手軽に飲めるボジョレー。
でも、オランジュが提供するボジョレーと共通するのは名称だけだ。
それを10種類以上集めて飲み比べるなんて、ずいぶん贅沢。
しかも、シェフの料理と一緒に味わうのだから、毎年リピート参加者が多いのも当然。

この体験で、私のボジョレーに対するイメージは「グレー」から「レインボー」になってしまった。

全種類制覇できるほど飲める人たちが本当に羨ましい。



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来ている人達は、ほとんどが常連だった。彼らは「誰がワインを選ぶか」を良く知っているから
毎回参加しているらしい。
出てくる本数を全部試した後、好みのものをもう一度飲んでいた。

酒が飲めない体質を残念に思ったことはないが、この時ばかりは彼らを横目に見ながら自身の体質を恨んだ。

これからもきっと毎年ボジョレーのシーズンになる度に思い出すだろう。
至福の味と一緒にこの悔しい思いも。





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