2013年9月2日月曜日

ソフトクリームとのエクスタシー

ソフトクリームを食べている女性に、男性が惹きつけられるという話を聞く。
女性も、そういう話を知ってか知らずかデートでソフトクリームを食べる。

でも、食いしん坊の私に言わせれば、女性に目が行く程度の味のソフトクリームは、まだまだおいしいとはいえない。

たいてい誰でもソフトクリームの甘さに恍惚になる。
昨今、いろいろなご当地ソフトクリームがあるけれど、ブレンドされた果物などのフレーバーの珍しさと甘みで「おいしく」感じるだけだ。

でも、本当においしいソフトクリームはある。

そんなものを食べている時、目の前にいる異性など眼中にない。

味の恍惚感が与える浮遊感と「生きてて良かった。」という感動する自分しかいない。

そんなソフトクリームを食べたことがある。
十勝、中札内で作られるカマンベールチーズのソフトクリームだ。

うわさは聞いていた。
でも、極上以上の味は想定外だった。

もちろん、チーズも牛乳も地元産だ。

甘さが控えめに感じるのは、チーズのコクが強いからだろうか。

ともかく、日本全国、いろいろなソフトクリームを食べたが、ほとんどが「話の種」程度の味だった。
300円程度の商品で観光客目当てならそんなものだ。

毎回、それを分かっていても食べている。
でも、ここのソフトクリームは違った。

食べている時の記憶はない。
一緒に行った相手の顔も記憶にない。

あるのは感動だけ。
ソフトクリームとのエクスタシーの記憶だけ。

「ああ、あの体験をもう一度!」と思ったソフトクリームはここだけだ。

快感は病みつきになる。

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