2013年9月14日土曜日

野菜に名前をつける

「大きいことはいいことだ」という訳ではないが、やはり大きさを競うということはどこにでもあるのだろう。

ロイター通信が「米国の巨大キャベツ大会」について発信しているのを読んでちょっと微笑んでしまった。

記事自体は、農作物コンテストの話。

キャベツやかぼちゃの農作物の大きさが競われて、キャベツ部門では10歳の男の子が作ったものが優勝したらしい。

彼は、このキャベツに「ボブ」という名前をつけていたそうだ。
かぼちゃ部門では「エバ」が優勝したとのこと。

野菜に名前をつけて、毎日見守った小さな農業従事者の誇らしい顔が目に浮かぶ。

名前をつけることは、愛すること。慈しむことだ。
野菜は決して返事はしないけど、彼の「ボブ」への愛情のは成長に反映した。

農家が作物を育てることは、換金するためではあるけれど、決してそれだけではない。

見守って、手をかけて、天気を心配して、農家の人達が心を配ったから、私たちはおいしい野菜を頂くことができる。

だからこそ、無駄にしてはいけない。

おいしく食べるためには、食べる方も全力を尽くす義務がある。

食べて、幸せになる責務がある。

だから、美味しいものは、みんなで食べるべきだ。

何故なら、新鮮で美味しい野菜は、みんなで食べるともっと美味しくなる。

そして、大人数で食べれば、傷む前に食べきることができる。

農家に安全な野菜を提供することを求めるのなら、私たちもそれをきちんと味わう責任がある。

農家の人達が手間隙愛情かけて育てた野菜をきちんと食べる。

消費者もまた、生産者に対して尊敬と愛情を向ける必要がある。

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