2020年5月16日土曜日

失敗の連続 蒸しパン編

学生に戻り、仕事のように思ったようにならない日々が続いている。

まず、手が動かない。モノづくりが何より好きだったのに、ITの世界で仕事をするようになって、手で触るモノづくりをほとんどしなくなってかなりの時間が経った。
システムや定型フォームを作ることは確かにモノづくりだったが、どれも手で触れるわけじゃない。

実際、体で覚えることの難しさは年齢を経た今、ひしひしと感じている。

今、蒸しパンを作って失敗した。膨らまないうえ、べちゃべちゃになった18個の蒸しパンを目の前にして唖然とするしかない。理由は簡単だ。蓋に布巾をかけるのを忘れたから。
水分が蓋からパンに落ちた。そりゃあ、べちゃべちゃになるのは当然だろう。

型から外しながら、むなしくなる。食べてみれば味はいい。ねっちゃりして、餅菓子みたいだが食べられないことはない。とは言っても人様に見せられるもんじゃあない。ましてや食べてもらうなど、ありえない。

でも、最初は全く理解できなかった。
レシピ通りに作った種も適切だった。しかも蒸し器に入れて4分の時にチェックした時はきちんと膨れていたのだから。

システムなら、プログラムした通りしか動かない。動かない時は止まるから、そもそも結果は「動かない」だ。

でも、体で覚えるべきたくさんの事は、失敗して学んで行く。こういう「体で覚える職業の人達」、例えば料理人は良く分かっている。アスリートもそうだろう。だから、失敗することを当然だと思っている。

仕事なら、同じ失敗を2度やれば、どやされるが初心者が失敗すれば「はい、やり直し」と言われるだけだろう。

失敗して、人生終わった訳じゃあない。何度もやり直して、上手になってゆく。当たり前のことだけど自分に言い聞かせるいい機会になった。

蒸しパン、今度は人様が食べられるものになってくれるといいなあ。

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